2024.11.5
令和6年12月22日(日)開催 長久手市在宅医療・介護連携支援センター「第7回 市民公開講座」のご案内
2024.3.19
令和6年3月10日(日)開催 第4回 東名古屋医師会日進支部企画講演会「腎臓のお話」の報告
2024.2.22
令和6年2月18日(日)開催 第19回東名古屋医師会市民公開講座「胃がん 大腸がん 肝臓病の最新情報について」の報告
2024.1.22
令和6年1月13日(土)開催 長久手支部「第23回 あのドクターに あのお話を」の報告
2023.10.17
令和5年10月14日(土)開催 「第27回 長久手市の在宅ケアに関するシンポジウム」の報告
2023.1016
2023.3.20
令和5年3月4日(土)開催 「第3回 東名古屋医師会日進支部企画講演会」の報告
2023.2.28
令和5年2月19日(日)開催 「第18回 東名古屋医師会市民公開講座」の報告
2023.1.24
令和5年1月14日(土)開催 長久手支部「第22回 あのドクターに あのお話を」の報告
2022.10.15
令和4年10月15日(土) 第26回 「長久手市の在宅ケアに関するシンポジウム」の報告
2022.4.1
2022.3.26
2022.2.27
3月10日(日)講演会当日は、3月にも関わらず、朝晩の冷え込みがあり昼間との寒暖差が大きく、風も強かったため、150用意した座席が埋まるのか?不安でしたが、そんな心配はどこ吹く風で、用意した座席、パンフレットが足らなくなる状態で、多くの方々にご参加頂きました。
今回はなかなか聞けない腎臓のお話を、にしむら内科:西村眞樹先生に講演して頂きました。腎臓と言えば、尿を作る臓器という漠然としたイメージがありましたが、それだけではなく、電解質・酸アルカリの調節、血圧の調節、血液をつくる調節、ビタミンDを活性化して骨を強くするなど、他にも重要な仕事をしている臓器である事、また、年々増加傾向にある慢性腎臓病(CKD)や健康診断で腎機能異常を指摘された場合の対策・治療法や日常生活上の注意事項を詳しくお話して頂きました。さらに、腎臓病に対しては、特効薬のようなものはなく、いかに悪い状態にならないようにするための生活習慣:節酒・禁酒、禁煙、食事(特に塩分制限)が重要な事を教えて頂きました。流れるような話の展開で、会場の皆様の集中力も途切れることなく、お話に引き込まれる講演会となりました。参加者から数多くの質問が寄せられ、時間の都合で、全ての質問に答える事は出来ませんでしたが、その一つ一つに対してわかりやすく、丁寧な説明が加えられました。
今回で、4回目の開催となりました。毎回、用意した座席が足らないほどご来場いただき、市民の皆様の健康・医療に対する関心の高さを感じ、有意義な事業であることを実感します。今後も継続していく必要性を感じます。本講演会の開催に向けて東名古屋医師会によるご支援を引き続きお願い申し上げます。開催にあたり終始、お手伝い頂いたやまびこのスタッフの方々、東名古屋医師会事務局の皆様、ならびに日進市地域福祉課の皆様に深謝いたします。
文責 東名古屋医師会日進支部 支部長 恒川敬和
令和6年2月18日(日)、日進市民会館大ホールにおいて「胃がん 大腸がん 肝臓病の最新情報について」というタイトルのもと、第19回東名古屋医師会市民公開講座を開催致しました。
第1部は、1演題目:日進おりど病院内科 内視鏡センター副センター長の大久保正明先生に「早期の胃がんと大腸がんの発見と治療」と題して、胃がん・大腸がんの基礎から診断・治療法に関してまで、実際の症例をご提示頂き、わかりやすく説明頂きました。
2演題目:日進おりど病院内科 消化器内科副部長の山田恵一先生に「肝疾患は難しいから専門医に聞いてみよう」と題して、難しい肝疾患の中で、特に患者数の多いアルコール性肝障害、脂肪肝、B型肝炎、C型肝炎にスポットを当てて、来場者の皆様が理解し易いようにコンパクト丁寧にお話頂きました。
第2部では、講演頂きました大久保正明先生と山田恵一先生、東名古屋医師会から早川真人先生、嘉戸竜一先生が登壇し、ご参加頂きました皆様からのアンケートや、フロアからの直接のご質問にお答え頂きました。講演内容に基づくご質問はもちろん、胃カメラ検査、大腸内視鏡検査の前処置の重要性や適応疾患、方法について、便潜血反応結果判定の考え方など、また、肝臓に関しては、実際の肝疾患の鑑別方法・治療・予防対策、B型肝炎ワクチンについてや肝臓と胆のうの関係についてなど多岐にわたるご質問を頂戴し、その一つ一つに丁寧にお答え頂きました。登壇された4名の先生方、全員が口をそろえて、健康診断の重要性と異常値が出た場合は早く医療機関を受診し精査・治療する事の重要性をお話頂き、来場者の皆様も熱心に聞き入っている姿が印象的でした。
いまだコロナウィルス感染症が収まらず、インフルエンザ感染症も流行している中での開催となりましたが、130名以上の方にご参加頂きました。今回の市民公開講座の開催に際してご助言・ご援助を賜りました全ての関係者に深謝申し上げます。
文責 東名古屋医師会日進支部 支部長 恒川敬和
「令和6年1月13日(土)午後の冷たい雨の降る中「第23回 あのドクターに あのお話を」を長久手市文化の家 森のホールで開催しました。雨にもかかわらず近年では最高の231名の方に来場していただきました。
講演の先陣を切ったのは、朝日が丘整形外科の塚本正美先生でした。「人生を歩むための人工関節」という演題で様々な種類の人工関節置換術を分かりやすく解説してくださいました。
続く講演は、あやこ長久手皮ふ科の森下綾子先生が「健康寿命をのばすためのフットケア」という題名で、爪の切り方から陥入爪の手術方法まで楽しく解説してくださいました。
3番目は、スズムラ眼科医院の鈴村好人先生が「眼底写真でわかること」というテーマでお話してくださいました。様々な眼底写真や視力障害をきたす疾患の話が印象的でした。
トリを飾ったのは、あいち脳神経クリニックの丹羽愛知先生でした。「脳を知り己を知れば百戦危うからず」という素敵なタイトルで、タイトルに負けない面白いお話を聴くことができました。
第2部の「会場の皆さんとおはなしタイム」では、会場の方から多くの質問をいただき時間内に収まらない程でした。
活気のある講演会が開催できたのは、来場された方々、長久手市役所の皆様、ハートフルハウスと愛知たいようの杜の方々、愛知医科大学病院の對馬さん、陶生病院の渡辺さん、やまびこ長久手の佐光さん、長久手支部の先生方など関係の皆様のお力添えのお陰です。本当に有難うございました。
文責 東名古屋医師会長久手支部 支部長 荒井北斗
「第27回長久手市の在宅ケアに関するシンポジウム ~地域で支える認知症~ 」報告
心配されていた雨も降らず、程よい気候の10月13日土曜日の午後、長久手市文化の家 森のホールにおいてシンポジウムを開催しました。前年よりも40人以上多い、174名の方に集まっていただくことができました。今回のテーマは「地域で支える認知症」ということで、認知症になっても私らしく暮らすための3つの柱に沿い6人の演者の方にお話しいただきました。
1つ目の柱は「認知症のことを知ろう!学ぼう!」キャラバンメイトの加藤 勝さんから認知症の人の気持ちと関わり方についてお話しいただきました。認知症の人はできなくなることが増え、不安な気持ちで一杯になる。周りの人は、その不安な気持ちに寄り添い否定しないこと。また、本人ができることできないことをしっかりと見極め、必要なことだけ手伝うことの大切さを学びました。小規模多機能型居宅介護「楽家晴」の山下 睦さんからは「長久手市認知症ケアパス」を紹介いただきました。認知症ケアパスとは、認知症の進行度合いに応じた症状や心の移り変わり、活用できる支援等が一覧表になっていてわかりやすいものでしたが、あまり知られていないこともわかり、今回ご紹介ができて良かったです。
2つ目の柱は「私にできること、あなたにできること」長久手市社会福祉協議会の栁澤 聖依さんから、認知症になっても暮らしやすい地域にするために「共生と予防」が大切であるということを学びました。認知症というと、後期症状である全面的な介助が必要な状態が幅広く根付いてしまっているが、緩やかに進行していく中で、本人にできることがたくさんある、時間がかかっても見守る姿勢や、本人の話を聞き、寄り添うことにより地域で支えていくことができるのだと知りました。認知症サポーターの渡辺 正さんからは、認知症サポーターとしての経験をお聞きしました。目線を同じにしてしっかりとお話を聞くこと、そして「認知症の方の心の中の世界を一緒に旅する」という言葉に強い感銘を受けました。
3つ目の柱は「居場所づくりの現場リポート」市内の3か所の認知症カフェを動画で紹介しました。認知症の方もそうでない大人も子どもも、活き活きと過ごされている様子を拝見しながら、認知症の方と交わる機会を持つことで、認知症に対する理解が深まり、それが地域での大きな力になっていくのだと感じました。認知症予防体操のコーナーでは、訪問看護ステーション 仁 長久手の井上さんと加藤さんが認知症の予防には、脳と身体を同時に使うコグニサイズという体操がおススメということで、教えていただきました。コグニション(認知)とエクササイズ(運動)を組み合わせてできた名称で、会場内も大変盛り上がっていました。
講演後の質疑応答のコーナーでは多くの質問をいただき、皆様に興味を持っていただけたことを実感しました。終了後アンケートからは、認知症ケアパスや認知症サポーター、認知症カフェについて知ることができて良かったという多数のご意見や、「毎回有意義なテーマ・内容で感謝しています。」「これからも是非続けてください。」というご意見もいただき今後の励みにもなりました。 開催にあたり終始お手伝いいただいた「やまびこ長久手」の佐光さん、長久手市社会福祉協議会の栁澤さんをはじめ「愛知たいようの杜」「ハートフルハウス」の方々、愛知医科大学の對馬さん、公立陶生病院の渡辺さんに深く感謝申し上げます。
文責 東名古屋医師会長久手支部 支部長 荒井北斗
「いつまでも健康な目でいましょう ~これでまるわかり!眼科の疑問にお答えします~ 」報告
昨年秋頃から今年の2月まで、猛威を振るっていた、新型コロナウイルスオミクロン株の流行もひと段落、また昼間は20℃前後まで暖かくなってきて、ようやく春の足音が聞こえてきた、3月4日(土)の午後、日進市民会館において講演会を開催しました。
コロナ感染症の影響もあり、どれほどの市民の皆様が来場してくれるのか?不安でしたが、そんな心配はどこ吹く風で、当日は用意した座席、パンフレットが足らなくなる状態で、スタッフが慌てるほど、多くの方々に参加頂きました。今回はみんなが気になる眼科の疑問を梅森たかせ眼科:髙瀬範明先生に講演して頂きました。 眼科の検査について:検査のやり方や必要性、それによりわかる事を説明していただいた後に、よく聞かれる眼に関する疑問を“皆様の質問箱”という題名で、画像を交えながら、白内障、緑内障、飛蚊症、ドライアイなどを中心に丁寧にお話して頂きました。お話の合間に、先生ご自身のちょっと意外な?告白なども飛び出し、開場の皆様の集中力も途切れることなく、お話に引き込まれる講演会となりました。参加者からは数多くの質問が寄せられ、時間の都合で、数名の方のみとなってしまいましたが、その一つ一つに対してわかりやすく、丁寧な説明が加えられました。
今回で、3回目の開催となりましたが、講演会の開催毎に健康・医療に対する市民の方々の関心の高さを感じ、有意義な事業であることを実感します。今後も継続していく必要性を感じます。引き続き、本講演会の開催に向けて東名古屋医師会によるご支援を引き続きお願い申し上げます。開催にあたり終始、お手伝い頂いたやまびこのスタッフの方々、東名古屋医師会事務局の皆様に深謝いたします。
文責 東名古屋医師会日進支部 支部長 恒川 敬和
令和5年2月19日(日)、豊明市文化会館大ホールにおいて「知って得する大腸がんのすべて」というタイトルのもと、第18回東名古屋医師会市民公開講座を開催いたしました。今年度は豊明市制施行50周年にあたり、その記念事業の一環として、今回は豊明市との共催にて開催となりました。
第1部は、藤田医科大学病院 先端光学診療学講座の大宮直木教授による「大腸がんの予防・発見・治療」の内容にて講演をいただきました。現在、日本人の死亡原因の第1位は悪性新生物(がん)であり、その中でも、大腸がんで亡くなる方は男性では肺がんに次いで第2位、女性では第1位となっています。講演では、大腸がんを予防するために望ましい食習慣、大腸がんを発見するための検査方法や検査を受ける間隔、大腸がんやその前段階である大腸ポリープが見つかった場合の対処方法などについて、最新の知見を豊富なスライドを用いて、わかりやすく丁寧に説明していただきました。
第2部では、講演いただいた大宮教授と、東名古屋医師会から永井修一郎先生、金沢宏信先生、深谷 良先生と私が登壇し、ご参加いただいた皆様からのアンケートや、フロアから直接ご質問をいただき、各先生にお答えいただきました。講演内容に基づくご質問や、大腸がん全般について多岐にわたるご質問を頂戴し、活発な討議となりました。
新型コロナウィルス感染症が収まらない中、また当日は降雨下での開催となりましたが、100名以上の方にご参加いただきました。今回の市民公開講座の開催に際してご助言・ご援助を賜りました全ての関係者に深謝申し上げます。
文責 東名古屋医師会豊明支部 支部長 嘉戸竜一
あいにくの雨となりましたが、長久手市文化の家 森のホールにおいて感染対策のため大きなホールを借り、手指消毒や検温に注意を払いつつ講演会を開催しました。160名の方にご参加いただきました。3年ぶりの開催で、4名のドクターに講演いただきました。
1人目は、図書館通りクリニック 院長 服部学先生の「脳卒中 ~自分の生活習慣・再点検~」で、脳卒中の分類や疫学、脳卒中を防ぐための注意点を分かりやすく解説していただきました。食べ過ぎ、飲みすぎには注意しなくてはと思いました。
2人目は、杉山耳鼻咽喉科 院長 杉山貴志子先生の「あなたの のど フケこんでいませんか」で、のどや声を守る、アンチエイジングのための体操や心掛けなどを教えていただきました。マスクをすることが多い世の中ですが、大きく口を開けて話すように意識すると若返ると知りました。
3人目は、なかた形成・皮ふクリニック 院長 中田実樹先生の「形成外科ってどんな科?」で、形成外科の扱う疾患について広くお話しいただきました。傷が綺麗に治る様や熱傷の分類など参考になりました。写真がたくさんで疾患のイメージがしやすかったです。
4人目は、堂森グリーンロードクリニック 副院長 堂森丈正先生の「血管病や腎臓病の元となる 痛風」で、痛風発作だけでなく、尿路結石や動脈硬化など様々な疾患と関りのあることをユーモアたっぷりにご説明いただきました。
講演後の質疑応答のコーナーでは答えきれないほど多くの質問をいただき、皆様に興味を持っていただけたことを実感しました。終了後アンケートからは、「いろんな先生のお話をお聞きできるこの会は、先生を身近に感じられてとても良かったです。」「老後元気に暮らすため、このような講演会はありがたいです。」「市民が健康を守る大切さを考える機会になり、とても良い企画です。」「受診をしないと会える機会のない近所のDr.の人柄や専門分野を理解することができました。」「コロナ・インフルエンザと本当に忙しい大変な時期なのに開催いただきありがとうございました。」等々、うれしいコメントもたくさんいただき、次回への励みとなりました。
新型コロナ第8波の中、悪天候にもかかわらず来場してくださった皆様、開催にあたり終始お手伝いいただいた「やまびこ長久手」の佐光さんをはじめ、「愛知たいようの杜」「ハートフルハウス」の方々、長久手市健康推進課の皆様、公立陶生病院地域連携室の渡辺さん、愛知医科大学病院医療福祉相談室の對馬さん、長久手支部の皆様に深く感謝申し上げます。
文責 東名古屋医師会長久手支部 支部長 荒井北斗
「 ~おひとりさまの心支度~ 」
10月にしては汗ばむような陽ざしの土曜日の午後、長久手市文化の家 森のホールにおいてシンポジウムを開催しました。感染対策のため大きなホールを借り、手指消毒や検温に注意を払いつつ130名の方に集まっていただくことができました。
今回のテーマは「おひとりさまの心支度」ということで、単身で暮らしている方が元気なうちからどんなことを準備して、どんなことを知っておいたら良いのかを3つの柱に沿って6人の演者の方に話していただきました。
1つ目の柱は「おひとりさま入院の備え」です。愛知医科大学病院 医療福祉相談室の青木美典さんから入院に備えて入院バッグを作成しておくこと、飲んでいる薬が分かるようにしておくこと、遠くの家族ともまめに連絡をとっておくことなどを勧められました。
2つ目の柱は「おひとりさまが知っておきたい支援とサービス」でした。長久手市役所 長寿課の富田昌樹さんから、緊急通報装置や見守りセンサー、弁当宅配による栄養管理と安否確認などのお話を聞くことができました。また、長久手市社会福祉協議会の深谷美砂子さんからは、日常生活自立支援事業といって日常的な金銭管理や書類の預かりサービスがあることなどをお聞きしました。
3つ目の柱は「おひとりさまを支える地域とのつながり」です。長久手市社会福祉協議会の塚本悟詞さんからは地域の人が楽しくつながることのできる「サロン」について紹介をしていただきました。サロンというのは、歩いていける距離で、気軽に誰もが参加できる、住民さん同士の集いの場のことを言います。「なないろカフェバンバン」の朝見文子さんと「つどい場 きららの里」の山本磯子さんからは、サロンを開いたきっかけや、実際の活動内容、地域の皆さんで地域の方を支えているといった、熱い想いをお話いただきました。
講演後の質疑応答のコーナーでは多くの質問をいただき、皆様に興味を持っていただけたことを実感しました。 終了後アンケートからは、「知らないことばかりで、とても興味深い内容でした。」(50歳未満男性)「素晴らしい取り組みです。継続して参加したいと思います。」(70歳代男性)、「久しぶりに参加しました。体調不良でしたが聞きに行って、先生方の顔が見られて良かった。」(70歳代女性)など、うれしいコメントもたくさんいただき、次回への励みとなりました。
開催にあたり終始お手伝いいただいた「やまびこ長久手」の佐光さんをはじめ「愛知たいようの杜」「ハートフルハウス」の方々に深く感謝申し上げます。
文責 東名古屋医師会長久手支部 支部長 荒井北斗
第 2回東名古屋医師会日進支部企画講演会
「血糖値が高いと言われたら ~楽しく学ぶ糖尿病教室~ 」報告
桜の蕾がほころび始めた土曜日の午後、日進市民会館において講演会を開催しました。当日はあいにくの雨模様にもかかわらず、用意した座席がほぼ満席となるほど多くの方々に参加いただきました。 今回は糖尿病をテーマにふくおか内科クリニック 福岡一貴先生に講演していただきました。講演は会場の参加者と質疑を交えながら双方向型のスタイルで進められました。講演の前半は糖尿病の病態と合併症、後半は糖尿病の治療を中心に解説されました。合併症の予防が糖尿病治療の目標であること、その目的を達するためにはあくまでも食事・運動療法が基本であり、足りない部分を薬物療法で補うことが強調されていました。参加者からは数多くの質問が寄せられ、中にはかなり専門的な事柄もありましたがその一つ一つに対して丁寧な説明が加えられました。参加された方の熱心さが伺える一幕でした。講演会の開催毎に医療に対する日進市民の関心の高さを感じ、有意義な事業であることを実感します。今後も継続していく必要性を感じ、次回の開催に向けて東名古屋医師会によるご支援を引き続きお願い申し上げます。開催にあたり終始お手伝いいただいたやまびこのスタッフの方々、日進市地域福祉課の皆様に深謝いたします。
文責 東名古屋医師会日進支部 支部長 宮川浩一
令和4年2月27日(日)長久手市文化の家において「第17回東名古屋医師会市民公開講座」を開催致しました。今回は、長久手市市制10周年の記念事業であり、新型コロナウイルス感染症の流行の第6波の最中の為、感染予防対策を行いながらの開催となりました。
第1部は、陶生病院感染症内科主任部長の武藤義和先生に「あれから2年 今こそ新型コロナウィルスを再考する」の内容で講演していただきました。2019年12月頃から始まり、世界的大流行がいまだ続く新型コロナウイルス感染症。講演会時点では、感染症数は世界で4.4億人(死亡者数600万人)、日本で500万人(死亡者数2.3万人)の状況で、終息方向もいまだ不明な為、市民・町民の皆様も非常に興味深い内容であったことと思います。講演の内容は、全て手探りの状況であった流行初期から、感染予防対策、検査方法の確立、ワクチンによる予防、現在使用されている新しい治療薬による治療方針までの内容を、非常にわかりやすくお話ししていただきました。 第2部は、講演していただいた武藤先生と東名古屋医師会から金山和広先生、永井修一郎先生、服部努先生が登壇し、会場の皆様からのアンケートやフロアからの直接の質問に各先生方から回答していただきました。参加していただいた皆様の疑問や不安に対して、丁寧な説明をしていただき、時間が延長する白熱した討論となり、閉会致しました。東名古屋医師会市民公開講座は、3市1町(長久手市・日進市・豊明市・東郷町)が持ち回りで担当となり、毎年開催している会です。市民・町民の皆様の健康に少しでも貢献できればと考えております。お時間がありましたら、是非ご参加の程お願い致します。 (講演会の開催にご尽力いただいた全ての関係者の方々に深く感謝申し上げます。)
文責 野口一真